
今回は、髪の毛がやや薄めに作られたウィッグの試着の様子をご紹介いたします。

弊社では先日、テレビドラマの撮影用に、中年の男性俳優に合わせたウィッグの制作をご依頼いただきました。ご本人はスキンヘッドに近い状態で、なるべく髪が薄い雰囲気を出したいという役柄だったため、専用の試作品を製作いたしました。
今回は、その試作品を実際に着用していただき、自然な見え方や質感などをご確認いただきました。



このウィッグは、あえて髪の密度を抑えた設計となっており、頭皮の自然な見え方や皮膚感を再現する点にこだわって製作しています。ベースには極薄のフィルム素材を用いたフルウィッグを採用しました。
実際のお客様の中にも「ボリュームを出したいが、あまり増毛した印象にはしたくない」というご要望は少なくありません。ただし、ここまで極端に薄くするケースはまれで、今回のようなご依頼はかなり特殊といえます。


装着後の印象としては、70代前後の男性で、側頭部や後頭部の髪は残っているものの、頭頂部にかけて徐々に薄くなってきたようなリアルな雰囲気です。このようなヘアスタイルの方は、実際にも多く見かけます。
なお、このウィッグは完成後に毛量を間引いたものではなく、最初から工場へ毛量や配置について細かく指示を出して製作されたものです。
密着感についても、「締め付けられるような吸い付き方」といったご感想をいただいており、激しい動きがある役柄でも外れる心配が少ない仕様となっています。

芸能関係の方はもちろん、一般の方にとってもさまざまな活用方法があるかと思います。特に年配のお客様の中には「ウィッグを使用したいが、あまりボリュームが出すぎるのは避けたい」という方が多く、今回のようなウィッグはそのようなニーズに対しても参考になるかと考えております。
もちろん、毛量をここまで少なくする必要はありませんので、ご希望に応じて細かく調整が可能です。製作前のご相談を通じて、ご要望に応じた仕上がりをご提案いたします。

気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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