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ウィッグ、かつらのカラーリング・染め。
ウィッグ、かつらをカラーリングしたり染めたりすることができます。
できるのですが、やり方が、二通りあります。
一緒に確認していきましょう。
人毛100%のウィッグ、かつら
お持ちのウィッグが「人毛100%」の場合、基本的にカラーリングはできます。
ただ、多くのウィッグは、毛髪を染色して作成します。
つまり、色々な色が混じった人毛を一色に近づけるために染色して、ウィッグの毛髪として利用しているわけです。
なので、暗い色を明るくするのは難しい商品が多いです。
なかなか明るくならないため、ブリーチ剤を使用して、色を落としていきます。
ブリーチ剤材の濃度や置き時間を計算し、明るさを調整します。
その後、赤系や黄色系…などの色見を加えていきます。
明るい色を暗くするのは比較的簡単です。
人毛も、レミーヘアーというのがあります。
基本的に、まったく加工をしていない、キューティクルが残っている状態です。
バージンヘアー(毛染めや、パーマ等一切していない…)であれば、問題なく自毛と同様にカラーリングできます。
ですが、若干落とし穴があります。
多くのウィッグの人毛は、キューティクルを取り除き、加工を施してあります。
キューティクルが残っていると、使用しているうちにキューティクルが開き、人毛通しが絡んでもつれて…大変なことになります。
そうならないように加工を施すのですが、加工をしていないウィッグは染まるのは染まりますが、キューティクルが開き、毛が傷むのも早く、耐久性は極端に落ちます。
どちらを取るか…という事になりますね。
人工毛、人工毛と人毛ミックスのウィッグ、かつら
当然、人工毛は染まりません。
人工毛と人毛のミックスというのはありますが、混ざっている人工毛は一切染まりません。
ですので、ミックスの場合、多少色のトーンを上げたり下げたりというレベルですと可能です。
明るくする際にはやはり、ブリーチを使用したりします。
ブリーチ剤の濃度や放置時間を計算し、明るくするといった方法もあります。
人毛が使われているウィッグ、かつらは必ず退色する。
人毛が混じっている、もしくは人毛100%のウィッグやかつらは必ず退色します。
色が明るくなっていきます。
ですので、定期的に元の色に戻すためのカラーリングが必要になります。
勿論、加工してある人毛の方が退色はしづらい…です。
修理でカラーリング
どんなウィッグ・かつらでも、思いのままにカラーリングや染めをして、希望通りの色にできる方法があります。
それは、修理という形で、現状の毛髪を抜いて、新たに希望の色の毛髪を植え替える…といった作業です。
毛髪も新品になりますし、どんな色にもできます。
勿論、部分的にメッシュやインナーカラーも可能。メッシュ数か所なら5~10分で終了です。
少しお待ちいただいている間にできちゃいますよ。
(全体的に修理で色を変える場合は、お預かりとなります。)
最後に・・・
つまり、ウィッグの色を変えるには、
①カラー剤を使用する
②違う色の毛髪に植え替える
という方法があるという事です。
ウィッグやかつらのカラーリングは、自毛とはやはり違います。
人毛100%でも、同じカラー剤を使用しても、色の出方や置き時間など全然変わってきます。
ある程度の経験・知識が必要です。
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