
今回はウィッグのグラデーションカラーについてご紹介をさせていただきます。
ウィッグのグラデーションカラーとは、ウィッグの1本の髪の毛で根元、中間、毛先の色を変えていくという技術です。
例えばよく自毛でカラーをしている方が、明るいカラーをして2~3ヶ月経ってしまうと根元側が自毛の黒い感じが出てきてしまうケースや、ロングのヘアスタイルをされている方が、ドライヤーやアイロンをあてていたら少し毛先側が明るい色になってしまったケースなどですが、ウィッグのグラデーションカラーはそういった髪の毛の色をリアルに再現するという技術になります。
まず1つ目のウィッグですが、フロントから分け目、つむじをカバーするタイプの生え際も分け目もすごく自然な形でできる人気のサイズのウィッグです。根元側はかなり自然色の黒に近い色にして、中間に行くにつれて徐々に明るくしつつ、毛先は金髪に近いぐらいの色味にしています。



こういった部分ウィッグを使われる方で、自毛の色自体がこのウィッグのように、根元側・中間・毛先の色が違う方は結構いらっしゃいますが、そこに一色のウィッグが乗っかってくると当然不自然になってしまいます。ですが、グラデーションウィッグは自毛の状態に忠実に合わせて根元・中間・毛先の色を変えていくということができます。
人毛100%のウィッグは、出来上がったウィッグを細かい作業で色を変えていくということができなくもないんですが、かなり難しい技術でかなりムラになってしまいます。
弊社では出来上がったウィッグを加工するのではなく、工場で作成してウィッグに髪の毛を植毛する時点でその髪の毛自体の色味をもう変えてしまってから、植毛するという形を取っていますので、非常に綺麗にムラなくこのグラデーションカラーができるということになります。

こちらのウィッグは人毛100%のウィッグではないですが、人工毛とミックスのウィッグでも全く問題なくグラデーションカラーができます。このウィッグは根元・中間・毛先の3段階に分かれていますが、4段階や5段階にすることも自由にできます。根元の部分だけを1cm黒くしてあげることもできます。これをしてあげるだけで、根元から綺麗な金髪というよりもむしろリアルな感じでお作りすることができます。
さらにこの技術を使って非常に細かいですが、短髪の主にメンズのお客様に多いですが、オールバックのヘアスタイルなどで、より生え際を自然に見せたいという場合に生え際の薄いフィルムを使っている素材で、生え際の部分の2mmから3mm幅ぐらいの髪の毛の根元を1mmから2mm、根元を脱色します。そうすることでフィルムに植毛している髪の毛の結び目自体が見えなくなってより自然に、リアルに作ることができるというようなことも可能です。結構この1本の髪の毛の中で色を変えていくという技術でいろんなことができます。特に人毛じゃなく人工毛でもこういったことが可能なのは多分弊社だけじゃないかと思いますので、もし要望されるお客様がいらっしゃいましたらご相談いただければと思います。


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