
今回は、フルウィッグの襟足の絡みや縮れの直し方をご紹介させていただきます。
どちらかというと女性よりも男性の方に多い症状ですが、短めのスタイルのフルウィッグを使っている場合に、どうしても襟足の部分だけが首筋に擦れてしまいます。そのせいで髪の毛が縮れてしまうとか、絡んでしまいやすいです。それを比較的に簡単にお直しする方法です。
これはお客様自身がご自宅でも簡単にできますので、ぜひ参考にしてみてください。
短いヘアスタイルの場合、襟足の部分が首筋に擦れてしまいます。そのせいで、ちょっとチリチリしてしまったり、絡んでしまって髪の毛同士が寄り合ったりしてしまって、少し隙間が変に開いてしまうケースがよくありますが、これを直していきたいと思います。

まずマネキンを用意してください。マネキンでなくてもウィッグを固定できるものがあればそういったものでも構いません。
一番気になってしまう襟足の部分をそこに固定します。固定する時は裁縫用のまち針が一番ですので、それを使用して固定してください。
襟足に限らず、他の部分も縮れたり、絡んでいる場合には、他の部分も同じようにやっていただければ大丈夫です。直したい箇所をしっかり直せる位置にウィッグを固定していただけると良いと思います。


やり方としては、水もしくはトリートメントミストをまず軽く吹きかけます。それを馴染ませていただいて、ドライヤーで伸ばすだけです。特に弊社のウィッグは熱に非常に強い毛質を使っていますので、かなりの高温を当てていただいても大丈夫です。
むしろ高温の方がしっかり綺麗に伸びるので、直していきたい襟足の部分にしっかり熱を当てていただいて、目の細かいロールブラシなどを使いながら、まず上の毛の根元から毛先に向かって温風を当てていきます。
絡んだりもつれたりすると襟足の髪の毛が浮いて見えてしまうこともあるので、できるだけ襟足の髪の毛はしっかり押さえるように風を当ててください。そうすることで襟足の浮きを抑えることができます。


ある程度ほぐれたら、今度は毛先側の縮れを取っていきます。毛先側の髪の毛をブラシに乗っけて、先程と同じように、間近でドライヤーの熱を当てていきます。
ここまでの工程である程度の縮れや絡みは取れるので、簡単にお直しできると思います。
もう一つのやり方は、スチーマーを使う方法です。ドライヤーでも問題なくできますが、スチーマーを使えばより簡単に直ります。使用するスチーマーは通常洋服のシワを伸ばすためのスチーマーで、どんなメーカーのものでも大丈夫ですので使ってみてください。
まずは同じようにウィッグを固定します。特に縮れや絡みを直したい部分が手元に来るように、固定してください。
そこへスチームの蒸気をしっかり当てながら、ずらしてブラシで梳かしていきます。ドライヤーよりもピンポイントで熱を当てることができるのと、ドライヤーの熱よりも高温なので、簡単にきれいにすることができます。

先ほどと同じように、襟足の髪の毛はなるべく浮かないように、しっかり押し当てるように熱を当ててブラシを入れると、しっかり絡みや縮れ、直りますので試してみてください。

いのほか襟足が縮れて困っている方は多いです。ご自宅でなかなかやるのが難しいという場合には、ぜひお近くのサロンで相談、もしくは購入いただいたショップやメーカーに依頼をしてみてください。
もちろんそういったところでできない、と言われた場合は他社さんのウィッグでも問題ございませんので、弊社の方にお持ちいただくか、ご郵送をいただければお直しできると思いますので、よろしくお願いします。
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