今日のyahoo newsにこんな記事が載っていました
以下海外発!Breaking News 2020.07.30 より引用

乳がんの治療で脱毛し、頭を剃ってしまった女性のために、友人らがカスタムメイドの特別なウィッグをプレゼントした。がんと闘う女性を奮い立たせた、心温まるニュースを『Good Morning America』などが伝えている。

米ノースカロライナ州シャーロットに住むダーナ・マクスウェインさん(Dana McSwain、36)は、コロナ禍の真っ只中に乳がんと診断された。娘2人と義理の息子がいるダーナさんはフルタイムで働いていたが、乳がんはステージ2でリンパ節に転移しており、告知後2週間も経たないうちに抗がん剤治療(化学療法)が始まった。

ダーナさんは「近親者にがんを発症した人はいなかったから驚いたわ。それにがん抑制遺伝子である“BRCA2遺伝子”の変異が見つかったの。これにより乳がんだけでなく卵巣がんなどの発症リスクも高まるから、『残りの人生はがんとの闘いになる』とかなりのショックだったわ」と当時を振り返り、こう続けた。

「告知を受けてからの最初の試練は、まず病気を受け入れることだった。そして次が抗がん剤。抗がん剤を使用すると脱毛することはわかっていたけど、髪が抜ける前から強い不安にかられてね。だって私はずっと長髪で、髪を失うなんてことは考えられなかったから。もちろん髪が抜けたからといって、自分自身が変わってしまうことはないとわかっていたの。でもやっぱり怖かった。」

「今でもはっきり覚えているのは、2度目の抗がん剤治療をした2日後のことよ。朝、シャワーを浴びていたら髪がごっそり抜けてしまったの。その後鏡で自分を見て、すぐに家族みんなにメールをしたわ。『頭を剃る時がきた』ってね。」

「そしてその日のうちに頭を剃って、手ごろな値段で買える、自分に合うウィッグを探し始めたの。でもなかなか見つからなくて。まさか自分がウィッグを付けるなんて思いもしなかったから、途方に暮れたわ。ウィッグを扱う店にも行って何度か試したけど、どれもピンとこなかったの。『ああ、これは私じゃない。こんなウィッグは付けられない』ってね。」

そしてダーナさんはある日、

地元のママグループのFacebookに自分の丸坊主の写真を添え、思いの丈を綴った。

「外出したい。ウィッグが見つからない。病気が心配。イライラして仕方がない。ストレスに押し潰されそう。何かアドバイスがあったら教えて…。」

この投稿を見て行動を起こしたのが、娘がダーナさんの子供たちと同じ学校に通っている看護師のキャロル・デレイ・クックさん(Carol Daley Cook)だった。

キャロルさんは「がんで髪を失った友人が助けを求めている。ウエストまである私の髪で、彼女のためにウィッグを作れないかしら」と考えた。そしてネット上に「どなたか、がん患者のためのウィッグ制作に協力していただけますか?」と投稿し、返事が来るのを待った。

すると投稿から数時間後にフロリダ州タンパに住む女性から連絡があり、カスタムメイドのウィッグを作ってもらえることになったのだ。その後もトントン拍子に話が進み、キャロルさんのもとにはウィッグ制作のための寄付金が舞い込み、キャロルさんを含む5人の女性と、7歳の少女からの毛髪が集まった。

キャロルさんは「7歳の少女は、自分の髪に『ガールズパワーでがんに打ち勝って!』というメッセージカードを添えて、我が家に届けてくれたわ。そして呼びかけから約1週間後には、寄付された髪で作られたウィッグをダーナさんに届けることができたのよ」と興奮気味に話した。

キャロルさんからサプライズのプレゼントを受け取ったダーナさんは、その時のことをこう語っている。

「プレゼントを開けた瞬間、それが何か分かったわ。キャロルは髪をバッサリ切っていたから、そのウィッグが人毛だということもね。だって触った感じが人工毛とは全く違うし、違った色の毛髪がキレイにまとめられていたのよ。それで『ああ、このウィッグは1本1本が特別なんだ。私の人生の中の、本当に特別な人たちからの贈り物なんだ』と胸が熱くなるのを感じたの。言葉では言い表すことができないくらい、最高に素敵な贈り物だったわ。」

ウィッグを付けたダーナさん(左)と髪を寄付したキャロルさん(画像は『Good Morning America 2020年7月28日付「Mom with cancer surprised with custom wig made of friends’ hair」(Courtesy Dana McSwain)』のスクリーンショット)

実はダーナさんはその夜、頭を剃ってから初めて鏡の前に立ち、髪をとかし、セルフィーを撮ったそうで、「ウィッグを付けていたら、やっと本当の自分を取り戻したような気持ちになって、その夜はウィッグを外すことができなかったの」と嬉しさを隠せない様子で明かした。抗がん剤治療が終了したら、両方の乳房を切除し放射線療法を行う予定だそうで、ダーナさんは最後にこんなメッセージを残している。

「がんになりたい人なんていないわ。でもがんになってしまった時、自分の周りの人々やコミュニティにサポートしてもらうことほど嬉しいことはない。『自分は決して1人じゃない』という気持ちが、がんを乗り越える強さになるのよ。」

TechinsightJapanより引用

身近な人のサポートがこんな形で出来るのは素晴らしいことですね
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