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ウィッグ・かつらの加工技術
ウィッグ・かつらの加工技術
ウィッグやかつらは工場から出来上がってそのままお客様にお渡しするわけではありません。
カットやスタイリングをするのは勿論のこと、それ以外にも大事な”すべきこと”がたくさんあります。
その加工技術によって、同じウィッグやかつらも全く別物になります。
ウィッグの価値を上げるのも下げるのも加工技術次第。
どんな技術があるのか紹介いたします。
➊毛流れの矯正
毛流れの矯正を行います。
工場に指示はしても、細かい部分は思い通りに出来上がってこない場合もあります。
その際にはパーマ液のような特殊な薬液で毛流れを記憶させる処置を行います。
そこで付けた毛長れを形状記憶させるため、洗ったりしても元には戻りません。
❷微妙な色合いの調整
毛先を明るくしたり、部分的に退色しているような雰囲気を出します。
ブリーチ剤に近い薬液で色を抜きます。そのままでも毛先側が退色しているような風合いは出せますが、例えば緑系や赤系の特殊染料で色を入れて微妙な色合いを再現します。
マニュキアやヘナで染めた際の明るい色が混じっているような雰囲気も再現します。
❸白髪量の調整・増減
微妙な白髪量を調整いたします。
部分的に白髪を増やしたり減らしたりします。
また、若干黄ばんだ白髪の色を再現するために、薄く黄色を毛髪に着色することも可能です。
❹フィット感の微調整
ウィッグを細かくサイズを詰めることでフィット感を増していきます。
伸縮の無いタイプのネットでも可能です。
❺毛髪を立たないように寝かせる
もみあげや襟足が浮いてしまうと非常に不自然になります。
そんな浮いてほしくない部分の毛髪をしっかり地肌に沿うように寝かせていきます。
こちらも特殊な薬剤で矯正しますので、洗っても元に戻ることはありません。
また、特殊な固着剤で毛髪の根元1~2mmを押さえつけて寝かせる方法もあります。
❻産毛・後れ毛の作成
生え際に産毛や後れ毛を作成していきます。
これはウィッグには必須な作業で珍しいことではありません。
*他社のご利用中のウィッグ・かつらも…
現在ご利用中の他社様のウィッグやかつらも上記のような調整が可能です。
状態や使用しているベース素材、毛髪にもよりますが、お困りの方は一度ご相談ください。
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