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医療用ウィッグ、医療用かつらを外すとき。
医療用ウィッグを外す。
治療を終え、自毛も生え揃い、まさに卒業するとき。
思いの外長く使用された方は特に、この瞬間が本当にうれしいようです。
医療用ウィッグは一緒に治療期間を闘ってきた同志。
皆さま思い入れも強いようです。
その日を一日も早く迎えるために大事なこと。
それらをまとめてみました。
①自毛・地肌のケア
脱毛した自毛がしっかり生え揃わないとウィッグは外せない。
ですので、まずは自毛・地肌をしっかりケアしましょう。
育毛剤など刺激の強いものはつける必要はないです。
むしろ頭皮も荒れてしまう。
やはり治療期間中は頭皮も敏感になっている方が多いようです。
石油成分など含まない頭皮に優しいシャンプー頭皮を軽くマッサージするように洗います。
そしてすすぎもしっかり。
いくら良いシャンプーもすすぎきれていないと汚れに変わります。
適度な潤いを保つためにも、頭皮に敏感肌用の化粧水をおつけするのをお奨めしています。
とにかく清潔に保つこと。
ですので、医療用ウィッグも必要ない時にはなるべく外していただいた方が良いかと思います。
②装着方法
頭皮に負担を与えないためにも、医療用ウィッグの装着方法も大事です。
ウィッグ用のピン、両面テープなど使用するとどうしても負担がかかります。勿論、本当に風の強い日、運動などせざるを得ない日など限定で使用するのは良いかと思います。
できれば自分の頭の形・サイズにフィットする商品でそのまま装着し適度な締まり具合。それだけで安定し動いたりずれたりしない。そういったウィッグをお奨めします。
③ウィッグ用ネット
医療用ウィッグの下にかぶるネット。
これも良し悪しあるのですが、できれば使用しないほうが良い。
結構きついものが多く、頭皮に余計な圧をかけてしまいます。
ネット自体は薄いものですが、やはり通気性を考えると若干蒸れてしまうことを促進する要素もあります。
もし、直接頭皮に医療用ウィッグを触れさせたくない場合は、通常のコットン生地などを何枚かご用意いただいて優しく頭皮をくるむようにし、その上に医療用ウィッグを装着する方法をお奨めしています。
④そして外すタイミング
まず、ご自身がどの位の毛長さだったらウィッグを外しても良いか。
ずっとロングスタイルだった方が、ベリーショートスタイルの時点で医療用ウィッグを外すのは難しい。
でもボブくらいだったらいいかな。ある程度その辺を考えながら、ウィッグを外すときに自毛で作るスタイルの毛長さにウィッグの方も少しずつカットしていきます。
自毛が伸びるのと、ウィッグを短くする。お互いの毛長さが近づいてきたら、いよいよ外すタイミング。
この流れでいくと、ある程度ウィッグを外すタイミングが見えてきます。
⑤自毛の再生速度
治療が終わり自毛が伸びるのを待つだけ。
でも再生の仕方にも個人差があります。
白髪などなかったのに白い毛が生えてくる。
ストレートだったのに縮毛が生えてくる。
一部分のみ伸びが遅い。
色んなケースがあります。
勿論、問題なく順調に生える方がおおいですが。
とにかく焦らないでください。
必ず元の状態に近づいていきます。
そのためにも、ある程度の期間つけていて不快でない、自然な、さらにつけていることがむしろ楽しい医療用ウィッグであることも大事なことかと思います。
商品には色んな種類がありますが、是非医療用ウィッグを楽しめるようなものを選んでください。
実は治療を終えてからもずっと使っている方も少なくないんです。
そして無理なく続けることができるコスト。これも大事です。
最後に
細かいことまで書いてみましたが、その積み重ねの先に医療用ウィッグを外せる日がやってくる。
細かいことでもご負担の無い範囲で意識してやってくことで、その日がより近くなります。
それを信じて是非参考にしてみてください。
その他のご質問やご不安なことがございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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