難しいウィッグの修理
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難しいウィッグの修理
ウィッグの修理には内容的に非常に難しいものもあります。
ご自分のウィッグが修理・お直しが可能なのかどうか、確認してみましょう。
難しい内容をピックアップしてみます。
①毛髪の植え替え
ウィッグにはフルウィッグと部分ウィッグがありますが、どちらも共通して言えるのは、100%毛髪を全て植え替えるのは無理という事です。
9~8割の植え替えはでき、ほぼ新しい毛髪にすることは可能です。
9~8割植え替えできれば、残った古い毛髪はほとんど目立ちませんので、見た目的に全く問題ない状態に仕上げることは可能です。
商品の材質や構造によるのですが、ベース素材が区分けされている場合、その部分を全て新しく切り替えることは可能です。
よくあるケースでは、分け目だけ取り換える、フロント部分だけ取り換えるという修理が多いです。
ベース部分から毛髪までその部分は全て新品同様になります。
では、全て取り換えてくれ・・・と言われることもありますが、それは結果的に新しく作成しなおす・・・という事になります。
出来ない・・・とは言えないのですが、新しく作成するのと同じ納期や料金がかかってしまいます。
②ベースの付けたし
小さいウィッグを大きくする、形を変えるという事は可能です。
ただし、付け加えたベースの境目に少し厚みが出てしまいます。
元々の商品の丸みに沿って付け加えていきますので、頭の形にフィットしにくくなる可能性もございます。
そのため、ベースを付け足す場合、ウィッグを新しく作成する際と同様に頭の型を取ります。
その型に合わせてベースを拡張していきます。
ただ、元の商品がすでに頭の形に合っていない場合、ピッタリフィットさせるのが難しい場合もございます。
③単一素材で作成されたウィッグの修理
同じ素材1種類だけのネット・ベース素材で作成されているウィッグの修理には限界があります。
毛髪が抜けてしまっている部分を増やすようなことは可能なのですが、ネット・ベースが破れてしまった、切れてしまったという場合同じ素材で補修する形になります。
①でご紹介したように、フロントや分け目など違う素材を組み合わせて作成しているウィッグは傷んでいる部分だけ取り換えることも出来ますが、単一の素材で作成されているものはすべてを取り換えることになり、新しく作成するのと同じ工程になります。
勿論、傷んでいる部分を切り取り、新しく同じ素材でベースを作っていくことは可能です。
が、そうした場合切り取って新しく付け足した部分にジョイント(境目)ができてしまいます。
それでも問題無い場合が多いのですが、表面からその境目などが見えてしまうと自然ではなくなってしまいます。
その辺をしっかり確認、判断して修理を依頼することをお奨めいたします。
最後に
基本的には修理できない内容はございません。
ただ、上記にあるように修理した際のデメリットをしっかり分かったうえでないと修理が仕上がっても結局使えない・・・という事になってしまいます。
そのようなことの無いようしっかり事前にどのような修理が必要でその際のメリット・デメリットを確認し、料金や納期等の詳細も理解したうえでしっかり判断しましょう。
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