
今回は、ウィッグに使う人工毛について質問に答える機会がありましたので、是非参考にしてみてください。
Q.人工毛にも自然なものはある?
A.人工毛にもいろんな種類があります。その中にはすごく自然なものもあれば、不自然なものもあります。そこはご希望を聞きながら選んでいくという感じになります。
Qビニール製とポリエステル製はどちらが不自然?
A.ビニール系の方が少し変な艶があるだとか、熱に弱いので加工ができないです。あと自毛に馴染ませにくいなど、デメリットがありますね。
Qポリエステル製だと自然で普段使いができる?
A.そうですね。もちろん今はほぼいいものは人毛と変わらない質感になっています。
Q既製品だけでなくオーダーもできる?
A.もちろんです。オーダーメイドでは今どんな色にしたいか、どんなスタイルにしたいか、ということをお聞きして、色々ある人工毛の中から選んでいきます。
Q人工毛だと部分ウィッグよりもフルウィッグのほうが良い?
A.そうですね。どうしても部分ウィッグですと自毛に馴染ませる必要があります。部分ウィッグを使う場合、人工毛があきらかに綺麗な状態なことがあります。その人工毛のように綺麗な自毛していらっしゃる方だったら問題ないのですが、なかなかそうじゃない方も多いので、どちらかというと自毛を全部隠してしまうフルウィッグの方が良いと言えるかもしれないですね
Q不自然に見えてしまうビニール製はどういった場面で使用する?
A.どちらかというと自然感よりも値段安く抑えたいという方や、自然感は置いといてコスプレのような現実味のないヘアスタイルや色にするという方が使うケースが多いですね。いまは舞台や宴会芸などによく使われています。

こちらはポリエステル系のウィッグですごく長いロングのものです。人工毛とはいえ3色ぐらいの色を混ぜて作っているので意外に不自然にはなりません。
Qこれだけ長いと人毛で作るのは難しい?
A.大変ですし、まず在庫が工場にあるかどうかの確認から始めないといけません。金額的にも高くなってしまいます。特に人毛の質の高いものはとても希少価値が高くなっています。くわえて人毛は作成時、ウィッグに植毛するのに折り曲げて植毛していきますので、片方が長くて片方短いと短い毛が混ざってしまいます。なので、ロングを作りたいけど、短い毛を混ぜたくないという方に関しては人毛でなく、人工毛のほうがおすすめです。人工毛だと何cmでも長くすることができますので、綺麗なワンレングスみのようなスタイルも作りやすいです。

Q色はもともとこういった色でできている?
A.繊維なのでもともとは白いです。それをお客様のご希望の色に合わせて染色していくという感じです。ですが人毛だとどうしても使用していくと段々色が変化していってしまいます。その点人工毛は色が変わらないというメリットがあります。
Q通常、人工毛だと希望通りの色に作るのは難しいのですか?
A.通常は希望通りの色にするのはなかなか難しいと思います。ですが弊社ではどんな色でもお客様の好みの色に作れるのでグラデーションなど、幅広いご希望に添えると思います。
Q人工毛のウィッグをしようするときの注意点は?
A.使っていくと摩擦などで静電気に弱い部分があって、縮れやすかったりすることもあるので、使い方をしっかり注意していただく必要があります。
人工毛も使い方によって非常に有効な面もありますので、よろしければ作成の時には参考にしてみていただければと思います。
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