今回は抜毛症の方向けウィッグについてご紹介をさせていただきます。
抜毛症とは癖で自分の正常な髪の毛を引き抜いてしまう症状です。今回紹介するのはそういった症状の方に適したウィッグです。
ウィッグには薄くて柔らかいネットを使っています。抜毛症の方は癖で自分の手が頭皮にいってしまって、毛をプチプチと抜いてしまう方が多いので、その癖をなるべく防ぐという意味で、すごく薄い軽いネットの素材をついつい抜いてしまう部分に編み込んで取れなくするという方法になります。エクステと同じような感覚で自毛に編み込んで取り付ける形なので、普段シャンプーする時やお休みになる時もそのまま使っていただける通気性や軽さ重視の特殊な素材を使ったウィッグです。
自毛を引き抜いてしまうのを防ぐために薄い素材をつい抜いてしまう部分に編み込み、ウィッグを頭皮に固定します。その編み込みの仕方も様々ですが、なるべく地肌に負担のかからない編み込み方をして装着する形になります。
編み込み作業の手を抜くと自毛に不安がかかったり、破れたりするので注意が必要です。
編み込みの仕方が雑であったり、綺麗に編み込めていないと却って自毛に負担をかけてしまったり、商品が破れてしまったりすることもあります。しかし、お客様の自毛を大切にするような編み込みの仕方で取り付けていきますので安心してください。
頭頂部の毛を抜く癖がある方には人口頭皮のウィッグもお作りすることが可能です。
頭頂部の部分が抜いてしまって毛が少ないという方には、人口頭皮つきの商品がありまして、見た目を自然にカバーできるというところと、普段つけたり外したりしなくていいという利点があります。
既製品もありますが、できれば自毛の状態や髪の毛の質・色というのは人によって全然違いますので、できればオーダーメイドを推奨しています。
また、抜毛症の方が抜いてしまう範囲というのは大体決まってくると思いますが、その範囲全体をしっかりカバーできるような形にしていくことができます。
編み込みをしていくとなると、自毛の負担を気にされる方もいますが、抜毛症の方というのは年齢を重ねて薄毛になっていく方と少し違い、毛根自体はすごく健康です。特に抜いてない部分の髪の毛というのはしっかりした髪の毛の方が多かったりするので、その残っているしっかりした髪の毛を使って編みこんでいきます。なので、実はそんなに負担がかかりません
今まで自分で抜いてしまって髪の毛がない状態になっているものがウィッグによって、一気に元の姿に戻るわけですが、それだけでも案外ストレスが軽減して、抜いてしまうという行為をしないようになり、癖を治すことにつながったケースもあります。
その症状が良くなって、自毛の状態もだいぶ良くなってきた時に合わせて、こちらの素材であればウィッグを徐々に小さく調節もできます。症状的に収まってきたということであれば、編み込みをやめてピンや他の方法の自分で着脱できるような形に変更していくことも可能になります。
必要であれば、こういった素材をエクステのように小さく切り取って、部分的にカバーするということも可能です。自毛の状態が良くなってきて、部分的なもので十分カバーできるようになると、小さくすることもできます。
これが一応抜毛治療用のウィッグですが、状態によってはまた別の素材が良い場合もありますので、そこは状況を見ながら判断していくという形になります。
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