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自毛(地毛)で作成するウィッグの毛髪加工・保管について
フローレン銀座では、自毛(地毛)を使用して作成するウィッグをご提供しております。
多くお問合せをいただいておりますのが、
「今すぐウィッグを作るわけではないけど、髪を切るので将来のために自毛を保管してほしい…」
といった内容です。
自毛の保管については特別難しいことではありません。
しかし、ただ置いておけば良い…というものでもありません。
ご説明いたしますので、確認してください。
毛髪は”加工”が必要
切った髪の毛をそのままウィッグにする…ということはありません。
勿論できることはできるのですが、耐久性が大幅に落ちます。
毛髪は”自然のもの”です。
主にたんぱく質でできており、言ってみれば人間の”皮膚”と同じです。
”爪”も同じ。
そのまま放置しておくとどんどん枯れてしまう。
刈り取った植物と同じなんです。
上手に加工をしないと、枯れてしまいます。
加工料金は…
ウィッグにする前の状態にする、毛髪の加工に関しては料金をいただいております。
毛の長さや量にもよりますが、3~5万円にてしっかりと加工させていただきます。(少量の場合、更に料金がお安くなる場合もございます。)
お持ちいただいた毛髪を確認するか、切る前の自毛の状態を確認させていただければ明確なお見積もりを出すことが可能です。
すぐにウィッグにする際には、加工料金はウィッグ作成費用に含まれ、ほぼサービスさせていただく形になります。
ですので、もしよろしければ、そのままウィッグ作成をさせていただくことをお薦めしております。
加工だけ弊社で行い、将来他のメーカーでウィッグを作成することも問題ございません。
キューティクルの除去
カットした自毛は、ウィッグにする前にキューティクルをはがし落とすという加工を行います。
まず、”ハックリング”という作業で、使用できない傷んだ毛、極端に短い毛を取り除きます。
その後キューティクルを落とし、タンパク質でコーティングします。
この作業を行わないと、毛髪の劣化はどんどん進んでしまいます。
傷んだ髪の毛だと、この加工する工程に耐えられないというケースもあります。
将来自分の毛でウィッグを作成したいとお考えの方は、自毛を大事にケアしていってくださいね。
保管は…
お客様の中には”保管”もご依頼いただくケースもあります。
が、しっかり加工された状態であれば保管方法はそんなに難しいものではありません。
加工前ですと、温度・湿度等しっかり管理された中で保管しないとなりません。
が、加工済みの場合ご自宅でお持ちいただいて全く問題ありません。
特に、大事な自毛ですので、ご自身でお持ちいただく形を推奨させていただいております。
当分着ない洋服を保管するのと同じ感覚で大丈夫です。
湿気の多いところ、異常に乾燥するところ、直射日光のあたるところ…
そういったところでなければ大丈夫です。
しっかり封のできるビニール袋や箱に入れて保管ください。
お子様の髪の毛なども…
お子様の髪の毛を、使用目的は決まってないけど記念にとっておく…といったケースも多くあります。
その場合も、しっかり加工だけしておくことをお薦めいたします。
ウィッグにする、ヘアドネーションとして寄付する…
色々な用途はありますが、すぐに使用するのでなければ、加工だけはお早めにご検討ください。
ひとまず簡易な付け毛のような形にしておき、将来別の用途で使用するという事も可能ですよ。
カットの際の注意点
昨今、ヘアドネーションが理美容室のメニューでも定着しており、カットの仕方は理美容師さんですと皆さんご存じかと思います。
ご自身でカットすると、せっかくの自毛が使用が難しくなる可能性もありますので、プロにお任せください。
もし、行きつけの理美容室があり、担当の理美容師さんがご不安なようでしたら、カットの際の注意点やコツ・方法など直接お伝えいたします。
また、フローレン銀座でも、専任の理美容師がカットさせていただけますので、お気軽にお申し付けください。
お問合せはお気軽に
まずは、上記以外でご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
せっかく伸ばしてきた大事な自毛(地毛)をカットする前に、しっかり知識をつけて有効に使用できるようにしてください。
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